出張員
しゅっちょういん
名詞
標準
agent
文例 · 用例
ウン道庁の出張員なら山を越すと直ぐ下の小屋に居たと仰しやるのです、御安心なさい此処から一里位なもので訳は有りません、朝行けばお昼前には帰つて来られますサ。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
」 二人は、頭を没する熊笹の間を僅に通う帯ほどの径を暫く行と、一人の老人の百姓らしきに出遇つたので、余は道庁の出張員が居る小屋を訊ねた。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
三十七年の春、日露戦争が初まると間もなく三月の初め内藤湖南の紹介で大阪朝日新聞社に入社し、東京出張員として東露及び満州に関する調査と、露国新聞の最近情報の翻訳とを担任した。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
加うるに東京出張員とはいいながら東京に定住して滅多に大阪へ行かなかったから、自然大阪本社との意志の疎通を欠き、相互の間に面白からぬ感情の行違いを生じ、或時は断然辞職するとまで憤激した事もあった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
――「H・S工場」の監督権も、支配、統制権もみんな三田銀行が握っていること、営業成績のことで、よく会社へ文句がくること、専務が殆んど三田銀行へ日参していること、誇張して云えば、専務は丁度逆に三田銀行から「H・S」へ来ている出張員のようなものであること……。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
そして義雄が帶廣に於いて、メール社支局の記者や、旭川新聞並びに釧路新聞の出張員等と一緒に料理屋へ行つた時、その藝者が義雄を誰れか當てて見よとその地の記者等に云はれ、島田さん(氷峰のこと)か、さなくば物集さん(北劍のこと)かと答へた事實を語つた。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
そこで同郷の学友中にも、こんな事をして日を消しているのは無益だという説が起って、藩の出張員に向って、いっそ学問修業の命をやめて帰藩させてもらいたいといい出し、その許可を得ていよいよ東京を出発する事になった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
太刀川は、四ツ星漁業会社の出張員という身分証明書で、この飛行艇の切符を買うことができた。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
作例 · 標準
工場でのトラブル対応のため、本社から派遣された出張員が、現場のスタッフと夜通しで原因究明にあたった。
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駅のホームで、大きなキャリーケースを引きながらネクタイを締め直しているのは、これから地方へ向かう出張員だろう。
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出張員として海外拠点を飛び回る毎日は刺激的だが、時差ボケと慣れない食事に体力が削られるのも事実だ。
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