心掛ける
こころがける
動詞
標準
文例 · 用例
カンニングは不名誉に非ず、落第こそは敗北の基と心掛ける事。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
向うから誘われ、渋々応じるように心掛けるのが利巧者だ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
十七、老後の財宝所領に心掛けるどころか、目前の日々の暮しに肝胆を砕いている有様で苦笑の他は無いが、けれども、老後あるいは私の死後、家族の困らぬ程度の財産は、あったほうがよいとひそかに思っている。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
顔の大きい人は、すべてを素直にあきらめて、「立派」あるいは「荘厳」あるいは「盛観」という事を心掛けるより他に仕様がないようである。
— 太宰治 『容貌』 青空文庫
平氣に、平氣に、と心掛ければ心掛けるほど、おのれの動作がへまになつた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
平気に、平気に、と心掛ければ心掛けるほど、おのれの動作がへまになった。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
この点がどこか吾々科学者の心掛けるものの見方に類するところがあるように思われるのである。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
男も女も、力を合せて、新しい発明を心掛けるべき時だと思っています。
— 太宰治 『やんぬる哉』 青空文庫