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大甘

おおあま
形容動詞
1
標準
lenient
文例 · 用例
そういう牽制を受ける心配なしに、泣くことの快感だけを存分に味わうための最も便利な方法がすなわち芝居、特にいわゆる大甘物の通俗劇を見物することである。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
大甘美な果實の出來たところで、自己のみが之を專にしないで親近朋友に頒つのは分福である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
蜜月の旅のやさしい夫にいたわられながら霧の高原地で暮すなんて大甘の通俗小説そのままじゃないか。
岡本かの子 健康三題 青空文庫
だから、俺みたいに常にこの惡癖に耽るものは、大甘々の自惚やの見本なのだらう。
中島敦 かめれおん日記 青空文庫
ただ、いかにも完璧主義者を思わせるこの監督が「ブレード・ランナー」に視覚的にも大甘のハッピー・エンドをくっつけてみたり、「ブラック・レイン」にあつかましい評論家も赤面する類型的日米文化比較論議をはさみ込んでみたりと大穴を残しておくのには、どうにも合点が行かないけどね。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
大甘美な果実が出来たところで、自分だけがこれを独り占めにしないで、近親朋友に分かつのは分福である。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
猫めの方でも大甘垂れに甘垂れて舌を出してはベロベロと二葉亭の顔を舐めた。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
意気地なしの、大甘野郎の、女たらしの……」 お千はまた興奮して、地団太を踏み、往来の砂埃をしきりと立てていた。
海野十三 棺桶の花嫁 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
overoptimistic
作例 · 標準
例句
大甘(おおあま) — 幻辞.com