瑣末主義
さまつしゅぎ
名詞
標準
trivialism
文例 · 用例
重箱の隅をつつくだけが生きがいの瑣末主義者どもに、「そんなことは人間の仕事じゃないぜ」と啖呵を切ってやりたかった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
けだし、これは、ある流派の文学の末期に起こるトリヴィアリズム〔瑣末主義〕に対して、常に繰り返される批難であろう。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
これまでの純文学の作家の日常生活が余り特殊な文壇的或は技術的範囲に限られていた結果、そういう作家の社会的生活の経験の貧困は作品の質の著しい低下、瑣末主義を惹起した。
— 宮本百合子 『今日の文学に求められているヒューマニズム』 青空文庫
男に岩野泡鳴はいたが、女にはそういう作家も出ず、自然主義の後期にそれが文学の上では日常茶飯の、やや瑣末主義的描写に陥った頃、リアリスティックな筆致で日常を描く一二の婦人作家(故水野仙子氏など)を出したにすぎない。
— 宮本百合子 『若き世代への恋愛論』 青空文庫
人間の一般的興味に訴えるものを余技として選ぶといったが、実はその場合に二種類あって、一方は、今までいって来たように、文芸の正道において見られるような普遍人間的関心の対象を堂々と選ぶことになるが、他方その一転化として、却って完全なトリビアリズム(瑣末主義)がここに含まれているのである。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
作例 · 標準
彼の政策は瑣末主義に陥り、本質的な問題が置き去りになった。
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瑣末主義に陥ると、本当に大切なことを見失ってしまう。
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彼は瑣末主義者として知られており、常に細部にこだわりすぎた。
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