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とおる
名詞
1
標準
文例 · 用例
ここに云う味いは、芸術組成上の諸種の要素の、調合合上から起る味いを云い、要素とは芸術組成上に必要なる、思想材料言語句法の各要素を云うのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
人もあらぬ実験室の夜の更けにしづかにひびく装置を聞きぬ この歌は題目が殊に新しく、着想も面白いが、その題目や着想が淡い情調に合されて、少しも目立たないで能く単純化が行われて居る。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
作歌に従うものは、この不可説なる、合統一力の依て起る神意を考うべきである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
さらば我等の詩想は、それが意識されると同時に、常にこの音樂の心像と結びつけられ、互に合して自然と外部に流出する。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
色が熱して※轉を始めたときに、色と色とが混濁して或る一色となる。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
具象的(具体的)なる存在とは、実に多が一の中でけ合い、部分が全体の中において、有機的に滲透混和して統一されたものに外ならない。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
換言すれば彼等は、対象の物に就いて物を見ずして、それを自己の主観に引き入れ、気分や感情の中にかしてしまう。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
対象が心内になく、外界にある場合も同様で、例えば西行のような詩人は、自然の風物について、自然それ自体を観照しているのではなく、いつも主観の感情を高調し、感情それ自身の気分の中に、自然をかし込んでいるのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
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『融』(とおる)は、平安時代の左大臣源融とその邸宅・河原院をめぐる伝説を題材とする能の作品。五番目物・貴人物に分類される。囃子に太鼓が入る太鼓物である。作者は世阿弥。

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