着実
ちゃくじつ
形容動詞名詞頻度ランク #7393 · 青空 234 例
標準
steady
文例 · 用例
科学者のM君は積分的効果を狙って着実なる戦法をとっているらしく、フランス文学のN君はエスプリとエランの恍惚境を望んでドライブしているらしく、M夫人の球はその近代的闊達と明朗をもってしてもやはりどこか女性らしいやさしさたおやかさをもっているように見えた。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
如何にも兵隊さんの細君らしい人などが赤ん坊を負ぶっているのに針を通してやっている人がやはり同じ階級らしいおばさんや娘さんらしい人であったりすると実に物事が自然で着実でどうにも悪い心持のしようがない。
— 寺田寅彦 『千人針』 青空文庫
放蕩なる快楽は飲宴好色なり、着実なる快楽は晏居閑楽なり、熱性ある快楽は忠孝仁義等の目的及び希望なり、誠実なる快楽は家を斉へ生を理するにあり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
吾人は政論家として若くは経世家として、是問題を唱道する者にあらず、尤も濃厚なる、尤も着実なる宗旨家として、善く世の道理力と人の正心とを対手として、以て吾人の天職を尽さんとするにあり。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
然れども巻頭の中館松生君が私徳論の如きは、其文飛動を欠き精緻を欠くと雖ども、温健の風、着実の見、優に彼の気取屋党に一頭地を抜く者と被存候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
今日我々の父兄は、だいたいにおいて一般学生の気風が着実になったといって喜んでいる。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
しかもその着実とはたんに今日の学生のすべてがその在学時代から奉職口の心配をしなければならなくなったということではないか。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
そうしてそう着実になっているにかわらず、毎年何百という官私大学卒業生が、その半分は職を得かねて下宿屋にごろごろしているではないか。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
作例 · 標準
彼は研究に何年も着実に取り組み、ついに新発見へと繋げた。
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着実な努力を続けることが、目標達成への一番の近道だ。
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経済は着実に回復の兆しを見せていると、専門家は分析している。
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