夫唱婦随
ふしょうふずい
名詞
標準
a wife should do her husband's bidding
文例 · 用例
夫唱婦随が美俗とされるところでは、夫の唱える知性の流れがどのように低い川底を走っていなければならないかということに新鮮なおどろきと悲しみの眼を瞠ったとき、婦人の知性の開眼はおこなわれるのであるとさえ思うのである。
— 宮本百合子 『知性の開眼』 青空文庫
この傾向に対して、これではいかぬといふことに気づき、早く云へば、夫唱婦随の真精神をつとに実行に遷さうと努力したのは彼女であつた。
— 岸田國士 『妻の日記』 青空文庫
事実、男尊女卑は日本の思想ではなく、夫唱婦随の妙諦は、夫の責任と妻の信頼から生れるものであることを、日本の男と女とほど、よくこれを知つてゐるものはないのである。
— 岸田國士 『妻の日記』 青空文庫
御一新にあたって断然陛下が散髪なさり洋装なさったことは、「日本」全体がそこから変貌して髪を切り・服を改めたことだったので、その天皇の御意見、「夫唱婦随」もあったことだろう。
— 木村荘八 『ハイカラ考』 青空文庫
枯るゝ庭ものの草紙にあるがごと黒きしみつとあり五郎兵衛柿とかや此庭も夫唱婦随の枯るゝまゝ十一月三十日 風生居招宴。
— 高浜虚子 『五百五十句』 青空文庫
作例 · 標準
あの夫婦は夫唱婦随の鏡と言われ、結婚から三十年経っても仲が良い。
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夫が新しい事業を始めると言えば、妻が黙って支えるという夫唱婦随の家庭だった。
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現代では夫唱婦随という言葉も、お互いを尊重し合う関係という意味に変わってきた。
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