胎毒
たいどく
名詞
標準
congenital eczema
文例 · 用例
胎毒ですか、また案じられた種痘の頃でしたか、卯辰山の下、あの鶯谷の、中でも奥の寺へ、祖母に手を引れては参詣をしました処、山門前の坂道が、両方|森々とした樹立でしょう。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
人形、人形、口なし人形、みんな寒かろ、母御も無けりや、賭博うつよな父者もないか、白痴か、狂氣か、不具か、唖か、墮胎藥を喫まされた女郎の兒どもか、胎毒か………しんと默つてしんと默つて顫えてゐやる。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
従来痘は胎毒だとか、穢血だとか、後天の食毒だとかいって、諸家は各その見る所に従って、諸証を攻むるに一様の方を以てしたのに、池田氏は痘を一種の異毒異気だとして、いわゆる八証四節三項を分ち、偏僻の治法を斥けた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
榛軒は痘瘡を以て先天の「胎毒」が天行の「時気」に感触して発するものとなした。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
胎毒とは性欲の結果である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
胎毒は外発すべきものである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
漁師の女が胎毒下しを買った。
— 林芙美子 『風琴と魚の町』 青空文庫
尤も当時は俄仕込みの薬屋をやつて居りましたから、正徳丸とか安経湯とか或は又胎毒散とか、――さう云ふ薬の金看板だけは薬箪笥の上に並んで居りました。
— 芥川龍之介 『雛』 青空文庫
作例 · 標準
新生児に現れた湿疹は、胎毒によるものだと診断された。
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胎毒が原因で、赤ちゃんの肌は特にデリケートだ。
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医師は、胎毒の治療法について詳しい説明を行った。
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