比丘尼
びくに
名詞
標準
bhikkhuni (fully ordained Buddhist nun)
文例 · 用例
眼の大きい、鼻の高い、よき坊さんです』『その同じ時、あなた比丘尼となりましょう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかしもし、現実に八雲が世捨人になったとしたら、おそらくその貞淑な夫人もまた、『その同じ時』比丘尼になったかも知れないのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
先ず『諸国咄』の序文に「世間の広き事国々を見めぐりてはなしの種をもとめぬ」とあって、湯泉に棲む魚や、大蕪菁、大竹、二百歳の比丘尼等、色々の珍しいものが挙げてある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
西鶴の人間に関する観察帰納演繹の手法を例示するものとしてはまた『織留』中の「諸国の人を見しるは伊勢」に、取付虫の寿林、ふる狸の清春という二人の歌比丘尼が、通りがかりの旅客を一見しただけですぐにその郷国や職業を見抜く、シャーロック・ホールムス的の「穿ち」をも挙げておきたい。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
京橋下の一流は御濠の鍛冶橋南より比丘尼橋紺屋橋を経て来り、京橋の東炭谷橋白魚橋の下に出で、こゝにて南は真福寺橋下より来る一水と会し、北は兜橋より弾正橋下を経来れる一水と会し、桜橋東にてまた南より来る小渠と会し、遂に中の橋稲荷橋下を過ぎてこゝに来れるなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
その子を連れて、勧進比丘尼で、諸国を廻って親子の見世ものになったらそれまで、どうなるものか。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
「綺麗な比丘尼」と父は云った。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
父は切絵図を調べて、綺麗な比丘尼の家が、本世尊院の境内であったことを知った。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
標準
travelling female entertainer dressed as a nun (Kamakura, Muromachi periods)
標準
lowly prostitute dressed as a nun (Edo period)
標準
female servant hired to take the blame for a noblewoman's farts