威
い
名詞頻度ランク #16196 · 青空 1232 例
標準
power
文例 · 用例
「大学を出たのに職がない」といふと、尠くも近親は周章てるが、「腕はあるのに職がない」なぞと云はうものなら、「威張つてやがらァ」ではないか。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
空には、晴れた空の一部分に黒い濃い雲形定規のやうな雲があつて、一寸欠け初めたばかりの月が、みえたり隠くれたり、可なり威勢よく渡れ亙つてゆくのが見られた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
しかもさうした純潔の詩人の生涯こそ、かの音楽家のそれと等しく、人生の最も神聖なる住宅、即ち道徳及びその他の感情生活の世界を支配する最高至美の権威でなければならない。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
家の玄関へつくと、車夫がとても威勢の好い大きな声で、『オ帰リイ』と叫ぶ。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
私は一日五枚書くと大威張りだ。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
学術の権威のためにも、マルキシズムにかわる新しい認識論を提示しなければなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
権威ある批評をしようと思ったら、まず、ご自分でも或る程度まで製作の苦労をなめてみる事ですね。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
學校の廊下には、べたべた推薦のビラが張られて、選擧事務所なども、ものものしく、或るものは校門の下に立つて、登校の生徒ひとりひとりに名刺を手交し、よろしくたのみます、といつて低くお辭儀をして、或るものは、中學校の先輩といふ義理のしがらみに依つて、後輩を威嚇し、饗應、金錢、などといふばかな噂さへ立つた。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
作例 · 標準
新任の校長は、着任早々から凄まじい威を振るい、乱れていた校内の規律を厳格に正した。
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他人の威を借りて部下に無理難題を押し付ける彼のやり方には、周囲も眉をひそめている。
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巨大な石造りの神殿は、かつてこの地を数世紀にわたって統治した帝国の威を無言のうちに物語っている。
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厳冬のヒマラヤが放つ、人を寄せ付けぬほどの大自然の威に打たれ、底知れぬ畏怖の念を抱いた。
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