居を構える
きょをかまえる
表現動詞-一段
標準
to take up one's residence
文例 · 用例
彼は頑丈な石窟に身を託する事も、幽邃な深林にその住居を構えることも出来ない。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
学園内の敷地の一角に居を構える教育者一家の長男として生まれた西は、教室を遊び場に、教師を「なぜ」との問いの格好のぶつけ相手として育った。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
しかし彼は見かけによらぬ親切な男で、改めて僕を自分の宿(さっき雨戸を蹴倒して出てきたところです)へ案内すると、どうしても君はこの寒い村に居を構えるつもりであるかと尋ね、頑としてそうであると答えると、「尊公も亦呪われたる灰色じゃよ」と目を伏せながら、次のような笑うべき物語を語ってきかせたのです。
— 聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話 『木枯の酒倉から』 青空文庫
しかし彼は見かけによらぬ親切な男で、改めて僕を自分の宿(さつき雨戸を蹴倒して出てきたところです)へ案内すると、どうしても君はこの寒い村に居を構えるつもりであるかと尋ね、頑としてさうであると答へると、「尊公も亦呪はれたる灰色ぢやよ」と目を伏せながら、次のやうな笑ふべき物語を語つてきかせたのです。
— ――聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話―― 『木枯の酒倉から』 青空文庫
一時的に田舎に住居を構える者や農場を有たぬ小商人は、非常にこの不便を喞ち、また大きな地所を有つ商人の妻達は、ノルウェイの家族の家内経済は、あまり広汎複雑なので、それに必要な監督をするだけで注意が全部占められて、他を顧みる余裕はない、と云っている。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
彼が旅から帰ってきて新しく住居を構えるまでは、その道具や記念品をクリストフのところに残しておくことが、二人の間の約束だった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫