物見台
ものみだい
名詞
標準
observation platform
文例 · 用例
夜は夜で、降つても照つても、営舎の物見台に突ツ立つて、何時何処に炎えあがるかも謀り知れない青い焔のために張り番をしてゐなければならない見張番だ。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
色彩的なクレムリンの塔と物見台、二千何百の教会――ナポレオンが踏んだであろう同じ土をふんでいる私に、いつしか過去の夢が取り憑いていた。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
物見台さることながら目を閉ぢて我は木の葉の散る音を聴く 武蔵野にある久保田氏の都築園といふのに遊んだ時の作。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
その中に物見台といふ小高い所があつて登つて見たが、私は物を見る代りに目を閉ぢて反つて木の葉の散る昔を聴いてゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
そこでわしは、相談をするのじゃが、殊に真弓に考えて貰いたいと思うのじゃが、わしは孫の三吉を連れて監視哨の物見台へ上ろうと思うのだよ」「ああ、お父さん、そんなこと、いけないわ」「なあに、わしのことは、心配いらぬよ。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
王は物見台にのぼつて遥かに見てゐたのであらう。
— 片山廣子 『乾あんず』 青空文庫
櫓は平時は物見台であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
伊集院、お紋、さあさあ来い」 物見台から三人の者、スルスルと下へ下りて行った。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
山頂に設置された物見台からは、雄大なアルプスの連峰が一望できる。
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公園の物見台に登って、沈みゆく夕日を眺めながら語り合った。
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古い灯台の物見台は風が強く、海鳴りがすぐそばで聞こえた。
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