店仕舞い
みせじまい
名詞
標準
文例 · 用例
店仕舞いの大投売りの売上げ百円余りと、権利を売った金百二十円と、合わせて二百二十円余りの金で問屋の払いやあちこちの支払いを済ませると、しかし十円も残らなかった……。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
店仕舞いメチャクチャ大投売りの二日間の売上げ百円余りと、権利を売った金百二十円と、合わせて二百二十円余りの金で問屋の払いやあちこちの支払いを済ませると、しかし十円も残らなかった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
もう、いくらなんでも、店仕舞いの時間だろうっていってんだよ」「ムキんなるなって、からかっただけじゃねえか。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
要するに店仕舞いのおもちゃ屋という格で、二足三文の瓦楽多がただ雑然と押し合っているだけのことですから、何かおめずらしい人形がありますかなどと訊かれると、早速返事に困ります。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
「――今日限り角の肉屋をたたんじまえ、店の諸道具も、豚も羊も物置へ叩ッ込んで店仕舞いの札を出せ」と、いいつけられたのである。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
家の一隅を暖簾にしていた“みどり屋雑貨店”も、その頃は、いつのまにか、店仕舞いしてしまっていた。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
いつまで立っていたって、もう今日はこれで店仕舞えだ。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
同様に飲み屋もみんな店仕舞している。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫