腰縄
こしなわ
名詞
標準
leash
文例 · 用例
二人の護送官に前後を擁せられ、彼は腰縄をさへうたれてとぼ/\と歩いて来た。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
手錠、腰縄、審問場、捜査官。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
手錠を箝められ、腰縄がつけられた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
お千が穿ものをさがすうちに、風俗係は、内から、戸の錠をあけたが、軒を出ると、ひたりと腰縄を打った。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
腰縄を打たれたまま車を引っぱってゆく男の、うしろ姿を見送った人々は、ため息して云った。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
迅きようにても女の足の後れがちにて、途中は左右の腰縄に引き摺られつつ、辛うじて波止場に到り、それより船に移し入れらる。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
常ならば東海道の五十三|駅詩にもなるべき景色ならんに、柿色の筒袖に腰縄さえ付きて、巡査に護送せらるる身は、われながら興さめて、駄句だに出でず、剰え大阪より附き添い来りし巡査は皆|草津にて交代となりければ、切めてもの顔|馴染もなくなりて、憂きが中に三重県津市の監獄に着く。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
その忍び難い所を忍んで、妻や子を棄てて置いて、而して自分は芸者狂いをするのじゃない、四方に奔走して、自由民権の大義を唱えて、探偵に跟随られて、動もすれば腰縄で暗い冷たい監獄へ送られても、屈しない。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の捕縛シーンで、役人が罪人の体に腰縄を素早く巻き付けた。
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かつての日本では、逃亡を防ぐために罪人を腰縄で繋いで連行していた。
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「おい、腰縄を解くなよ。目を離すな」と番太が若手に釘を刺した。
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