速達便
そくたつびん
名詞
標準
special delivery mail
文例 · 用例
それが今夜はまだ見えないので、どうしたのかと思っていますと、唯今この速達便をよこしまして、退引ならない用向きが起って、今夜は残念ながら出席することが出来ない。
— 岡本綺堂 『慈悲心鳥』 青空文庫
つまり大津で露国皇太子の警護の任に当たった高官の一人は速達便で立派な短刀と厳しく糾弾する旨の封書とを受け取ったが――貴公が男らしさを示すために直ちに切腹して、サムライとして遺憾の意を示すべしという内容が書かれていた。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
「……平生は妾は遠方の下宿に居るのでございますが、叔父が家を留守にする時には、いつもどこからか速達便や電報で妾を呼び寄せるのでございます」 ストーン氏はこの言葉を聞くとやっと仔細が判然ったらしく点頭いた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
新らしい借家に移つてから、ちよつと一度歸つて來て、そそくさと徹夜で書物をして出ていつたままのあるじから、幾日ぶりかで二度目の速達便が來た。
— 長谷川時雨 『おとづれ』 青空文庫
少し頼みたい事ができたが、わざわざ呼び寄せるのも気の毒だし、電話では手間が要ってかえって面倒になるし、仕方がないから、速達便で手紙を出す事にしたから、委細はそれを見て承知してくれ。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
彼は机の前を一寸も離れずに、速達便の届くのを待っていた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
私は万一を慮って、小野君に速達便を出し、手筈をきめておいて、家にかけ戻り、小野君が伊豆の方に絵を書きに行くからついて行くことにした……二三日、という風にとりつくろいました。
— 豊島与志雄 『肉体』 青空文庫
――折入ってお話申したいことがございますので、今晩伺わせて頂きます……それほど懇意でもないのに押しつけがましい簡単な文句の速達便だったのである。
— ――「小悪魔の記録」―― 『坂田の場合』 青空文庫
作例 · 標準
急いでいるので、速達便で送ってください。
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速達便なら、通常より早く荷物が届きます。
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このプレゼントは、誕生日に間に合うように速達便で手配した。
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