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泣き面に蜂

なきつらにはち異読 なきっつらにはち
表現名詞多音語
1
標準
making matters worse
文例 · 用例
ピンカートンの『海陸紀行全集』一に収めたマーチンの『蘇格蘭西島記』に、ロナ島へどこからとも知れず鼠群れ来って島中の穀を食い尽した上、泣き面に蜂とか、水夫が上陸してただ一疋あった牛を掠め去ったから、全く食物なくなったのに一年間糧船来らず、全島の民が死に尽した。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
私は泣き面に蜂の体たらくであった。
――金博士シリーズ・4―― 今昔ばなし抱合兵団 青空文庫
過日の台風によって本年は稲が遅い開花期をやられて不作確実となり、朝鮮、台湾、満州を失ったのに加えて泣き面に蜂のていである。
海野十三 海野十三敗戦日記 青空文庫
人の一生には、なす事なす事皆図星をはずれて、さながら皇天ことにわれ一|人をえらんで折檻また折檻の笞を続けざまに打ちおろすかのごとくに感ぜらるる、いわゆる「泣き面に蜂」の時期少なくとも一度はあるものなり。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
無論両者に於ける根本的な区別は限りなくあるし、又実は極めて重要なのではあるが(そうしないと生存競争や自然淘汰で社会現象を説明されたりしては無産者は泣き面に蜂だ)、併し両者に於ける根本的な同一(対立を貫く同一)が今必要だ。
戸坂潤 科学論 青空文庫
それはまだよかったが、泣き面に蜂、つづいておそるべき第二の大難が起ってきた。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
作例 · 標準
財布を落とした上に、雨に降られてずぶ濡れになり、まさに泣き面に蜂だ。
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プロジェクトが失敗した矢先に、追い打ちをかけるように主力メンバーが辞めてしまい、泣き面に蜂の状態だ。
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ただでさえ仕事でミスをして落ち込んでいたのに、上司に厳しく叱られて泣き面に蜂だった。
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