関所
せきしょ
名詞頻度ランク #44684 · 青空 701 例
標準
barrier
文例 · 用例
これだけの通行券を握って私は初老の関所を通過した。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
青年団の人達と警官の扱いでようやくこの時ならぬ関所を通り抜けて箱根町に入った。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
それを越すと隣国への近路ながら、人界との境を隔つ、自然のお関所のように土地の人は思うのである。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所がなくなっている、まして覚めているということも睡っているということもない、坐っているということと起きているということとは一枚になっているので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきではないこと、仏説離睡経に説いてある通りだということも知っていなかった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
伊吹山はあたかもこの関所の番兵のようにそびえているわけである。
— 寺田寅彦 『伊吹山の句について』 青空文庫
(昭和六年八―十月、渋柿) 六 月花の定座の意義 連句の進行の途上ところどころに月や花のいわゆる定座が設定されていて、これらが一里塚のごとく、あるいは澪標のごとく、あるいは関所のごとく、また緑門のごとく樹立している。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
この方は手形さえあれば、曲りなりにも関所が通られると思うと、五|度に一度、それさえ半年の間なんだ、……小遣を貯めるんだからね。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
このお関所をあやまって通して頂く――勧進帳でも読みましょうか。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、箱根の関所は「入り鉄砲に出女」を厳しく監視する要所であった。
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「関所の役人に通行手形を提示する際、誰もが緊張の面持ちだったろう」と思いを馳せる。
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現代でも、重要な拠点や境界線を比喩的に「関所」と呼ぶことがある。
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