反古籠
ほぐかご
名詞
標準
wastebasket
文例 · 用例
実は今夜妙に興奮していたので、筆に任せて書き続けて、さて読みかえして見ると、あまり下らない事ばかり並べているので、すまないとは思いましたけれど、そのままにして置いて同人諸君の気持を悪くするよりはましだと考えたので引き裂いて反古籠へ投り込みました。
— 種田山頭火 『雑信(二)』 青空文庫
見ると寝椅子の上に古綿のやうなものがあるので、ぶつ/\言ひながらそれを引つ掴むで反古籠のなかに投り込んだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
襤褸商人の家の二階の格子窓の前の屋根の上に反古籠が置いてあって、それが格子窓にくくりつけてある。
— 正岡子規 『車上の春光』 青空文庫
……□米櫃に米がある、酒徳利に酒があることは何といふ幸福だろう、反古籠に反古があることさへも。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
しかしこの名刺は純一の為めに、引き裂いて棄てたり、反古籠に入れたりする程、無意義な物ではなかった。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
且つ、それと同時に、妻が外務省の反古籠の中から拾い集めておりました色々な報告によりまして(これもM男爵の所謂逆手段であったかも知れませぬが)満洲王|張作霖は、決してコンドル、及び、グランド・シュワルトが小生に説明せし如き大人物に非ず。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
実は小生は今少しケチな雑誌ならんと存じ「反古籠」なども少き方|宜しからんとわざと少く致し候|処甚だ不体裁にて御気毒に存候。
— 高浜虚子 『子規居士と余』 青空文庫
鳴雪翁は二号に「粛山公の句」を送らるる由小生は「反古籠」を永く書くべし。
— 高浜虚子 『子規居士と余』 青空文庫
作例 · 標準
机の横に置いてある反古籠には、読み終わった書類が山積みになっている。
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不要なメモを反古籠に捨てる。
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彼は手紙を書き損じ、くしゃくしゃにして反古籠に入れた。
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