霊位
れいい
名詞
標準
memorial tablet
文例 · 用例
そして片わきに、奉○○院○○信女霊位、という文字が刻んでありますので、恐らく、墓碑を兼ねたもので、故人の冥福を祈って地蔵の姿を彫ったのでしょう。
— 豊島与志雄 『霊感』 青空文庫
葬儀屋が持ってきた位牌に、自分で筆を執って、市木弘子霊位と書いた。
— 豊島与志雄 『絶縁体』 青空文庫
それとも、もしや、あなたは……生きておいでなのでしょうね、もしや……もしや、もしや」 お雪は、ついに鎧櫃にしがみついて見ると、これは透かし物のような鎧櫃の前立の文字に、ありありと、「俗名机竜之助霊位」「おや――」 ――お雪はついに声をあげて叫びました。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そのほか、各戸には必ず霊位と称して位牌を安置する一室が設けられ、毎日礼拝をすることになっている。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
依て我等老夫婦は、北海道に於ける最も僻遠なる未開地に向うて我等の老躯と、僅少なる養老費とを以て、我国の生産力を増加するの事に当らば、国恩の万々分の一をも報じ、且亡父母の素願あるを貫き、霊位を慰するの慈善的なる学事の基礎を創立せん事を予め希望する事あるを以て、明治三十五年徳島を退く事とせり。
— 関寛 『関牧塲創業記事』 青空文庫
従うて精神上に於ても大に安堵ありて、日々尊徳翁の霊位を拝し、且つ遺訓と其遺れる二宮家庭を視、或は遺書を拝写して、一週間を経て体力復し、精神上の快活を得たり。
— 関寛 『関牧塲創業記事』 青空文庫
一つの扉には葵の紋があって、中に「贈正一位大相国公尊儀」と刻し、もう一つの方は梅鉢の紋で、中央に「帰真 松誉貞玉信女霊位」と彫り、その右に「元文二年|巳年」、左に「壬十一月十日」とある。
— 谷崎潤一郎 『吉野葛』 青空文庫
去月十八日に、栃木、群馬両県の総代が発起して供養会を催した際も、やはりこの一〇六四の霊位を葬ったのであった。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
作例 · 標準
仏壇の奥には、ご先祖様のお名前が記された古い霊位が静かに並んでいる
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お寺で法要を営むにあたり、新しい白木の霊位を準備していただきました
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祖父の霊位に向かって静かに手を合わせ、日々の感謝と家族の無事を報告した
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