座視
ざし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #36086 · 青空 4 例
標準
remaining an idle spectator
文例 · 用例
この景色はなんびともただ座視できず、また疲れた脚に鞭うつようにして町なかを歩むのである。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
大塩平八郎が乱を起こしたのも、これらの状態を座視するに忍びなくなったからで、その檄文の中には、 ――四海困窮いたし候えば、天禄ながく絶えん。
— 山本周五郎 『花も刀も』 青空文庫
治郎左衛門には、味方の滅亡を座視しておれぬ」「どうして味方の滅亡となるか。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ああ、いづこぞ夢の序樂のぽろねえず、會社は河岸に涙をひたし、花店の飾窓つゆにぬれたり、しばしまたつりがね鳴らむ、あさまだきにほふ葉影に、しろじろとかざし泳がせ、この列をなす少女らあゆむ。
— 萩原朔太郎 『若き尼たちの歩む路』 青空文庫
こゝろ宮沢賢治曇りてとざし風にゆるそれみづからぞ樹のこゝろ光にぬるみ気に析くるそのこと巌のこゝろなり樹の一本は一つの木規矩なき巌はたゞ巌
— 宮沢賢治 『こゝろ』 青空文庫
駅長宮沢賢治ことことと行く汽車のはて温石いしの萱山の上にひとつの松ありてあるいは雷にうたれしや三角標にまがへりと大上段に真鍮の棒をかざしてさまよへりごみのごとくにあきつとぶ高圧線のま下にて秋をさびしき白服の酒くせあしき土木技手いましも汽車を避け了へてこなたへ来るといまははた急ぎガラスを入りにけり
— 宮沢賢治 『駅長』 青空文庫
けれども同時に何かしら腑に落ちない妙な疑問が、別に新しく心の底にきざしてきた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
甲府は、日ざしの強いまちである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
作例 · 標準
友人が困っている状況を、私は座視していることなどできなかった。
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不正が目の前で行われているにもかかわらず、多くの人々はそれを座視した。
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この問題がさらに悪化するのを座視するわけにはいかない。何か手を打たねば。
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