悪夫
あくふ
名詞
標準
文例 · 用例
身を殺し、また、娘の悪夫を殺して俗に申す腐れ縁、それから娘を解き放したのじゃよ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
唯僕の如き悪夫、悪子、悪親を持つたものたちを如何にも気の毒に感じてゐる。
— 芥川龍之介 『或阿呆の一生』 青空文庫
琴子の耳は耳輪の上部が折れ曲っているモーレル氏型耳の典型的なやつで、こういう耳の持主を情緒的犯罪型といい犯罪を情緒で美化して陶酔するという非常に厄介な性格で、いってみればこの上もない好一対の悪夫婦というところなのです。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫