首鼠両端
しゅそりょうたん
名詞
標準
being unable to make up one's mind
文例 · 用例
とにかく、後世からはその首鼠両端の態度を嘲笑されているが、しかし当時は明智の無二の親友でありながら、家を全うすることが出来たのは、松倉、島両家老の処置宜しきを得たためであると云われていた。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
私は良人たる人さえ首鼠両端でなかったら、この悲劇の運命は多分避け得られたのではないかと思って返すがえすも惜まれるのである。
— 与謝野晶子 『姑と嫁について』 青空文庫
首鼠両端を持した藩の重役どもが、今荒野の中に連れ込んでのたれ死に導いている!
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
歴史上久しく、日本と支那に両属すると謂つた、首鼠両端の生活を破算して、元の姿に戻つたのは、明治初年以後のことであつた。
— 折口信夫 『沖縄を憶ふ』 青空文庫
「ただただ拙者与力としての、役目果たせしそれまででござる」「いうな姦物、首鼠両端児!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
一族中には九条家の威勢に畏れて首鼠両端の態度に出でた者もあったけれど、多数はこれに連署した。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
首鼠両端の例の心理よりほか、なんの証拠もなければ、確かなつかまえどころもいっさいないはずである。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
が彼らは彼よりもいっそう憎んでいた、社交界の用心深い精神を、無情無感覚を、妥協と道化とを、中途半端な物の言い方を、首鼠両端の思想を、あらゆる可能のうちの何一つをも選択せずに、中間を巧妙に往来する態度を。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
重要な決断を迫られ、彼は首鼠両端の状態に陥った。
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選択肢が多すぎて、首鼠両端になってしまう。
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長引く迷いは、首鼠両端という言葉で表される。
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