選り嫌い
えりぎらい
名詞
標準
文例 · 用例
それから余り選り嫌いをせずに、飲物と食物とを註文した。
— シュニッツレル Arthur Schnitzler 『みれん』 青空文庫
食物にも選り嫌いというものが少なく、小鳥も食い、蛇も食い、野鼠も食い、魚類も食い、昆虫も食い、蝸牛も、田螺も食うかと思えば、果実の類はまた最も好むところで、木に攀じ上ることの技能を兼ねているのはその故である。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
黄金虫、蜂、蜻蛉、蝉、蜘蛛、蝗、芋虫、ミミズ、蝶、何でも選り嫌いはない。
— 佐藤垢石 『蛙を食う岩魚』 青空文庫
腕に覚えのある者ならお武家町人の選り嫌いなく飛び入りご勝手、八年八月比叡山に籠って日下無敵の工夫を凝らした類と真似のない投げ槍の極意を見ておくのも後学の為だぞ、うまく行って小六先生を打ち込んだら三方に盛り上げてある小判の山が攫って行ける。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫