笑み崩れる
えみくずれる
動詞
標準
文例 · 用例
すると池上は笑み崩れるような顔になって、家の中に上って来ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
心のかなめはかき乱され、肉は熱く戦慄て……お前の顔は笑み崩れる。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
「親分、面白いことを聴きましたよ」 そう考えている平次の前へ、八五郎の笑み崩れる顔がひょいと出たのです。
— 橋の上の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
とばかりにかすかに笑みくずれる。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
正しく生ているおりなら、笑みくずれるほどに笑ったのであろう。
— 長谷川時雨 『木魚の配偶』 青空文庫
――などと考えて、枕の上のかれの顔が、ひとりでニヤリと笑みくずれる。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫