禅行
ぜんぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
それも揃って禅行の姿勢を崩さず、黙然として暫く矢代を瞶め笑顔一つをするでもなかった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
彼はマジメな禅行で世にきこえ、その高徳と学識で世間の信頼を博していた行い正しい僧で、それまでの修業の歴史にインチキな足跡はなく、たしかに世の信仰をうけるにたる高僧であった。
— 道鏡童子 『安吾史譚』 青空文庫
たまたま身辺にその人がないので押勝などが寵を得ているが、道鏡は禅行の深く正しい学識深遠な有徳者で、おまけに世捨人のお人好しときている。
— 道鏡童子 『安吾史譚』 青空文庫
樹下石上を家となし、一衣一笠、身を雲水に委して禅行を積むことは真の仏徒の行為と認められた。
— 喜田貞吉 『特殊部落と寺院』 青空文庫
寂静を冀うて俗塵を避け、山居して禅行修道せんとするものは、三綱連署して官の許可を得るを要する。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫