篋
篋
名詞
標準
文例 · 用例
光線の強い焦點はピストルの裝彈篋を熱した。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
昔|高帝升遐したもう時、遺篋あり、大難に臨まば発くべしと宣いぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
宦者忽にして一の紅なる篋を舁き来りぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此時程済は辛くも篋を砕き得て、篋中の物を取出す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
篋の内に朱書あり、之を読むに、応文は鬼門より出で、余は水関御溝よりして行き、薄暮にして神楽観の西房に会せよ、とあり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
紅篋の度牒、袈裟、剃刀、噫又何ぞ奇なるや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
篋中の朱書、道士の霊夢、王鉞の言、呉亮の死と、道衍の請と、溥洽の黙と、嗚呼、数たると数たらざると、道衍|蓋し知ることあらん。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
「及其病革、書牘数十通、猶在篋笥、門人泉長達神保簡受遺言、尽返之各主。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫