泰山
たいざん
名詞
標準
文例 · 用例
三昼夜麻畑の中に蟄伏して、一たびその身に会せんため、一|粒の飯をだに口にせで、かえりて湿虫の餌となれる、意中の人の窮苦には、泰山といえども動かで止むべき、お通は転倒したるなり。
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
伊丹の城主、荒木村重につかえて横目役を勤め、年久しく主家を泰山の安きに置いた。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
その一部は、やむを得ず途中で脇道にそれ、高峻な泰山を踏み越し、明水や郭店を通って、住みなれた都市へ逃げこんで来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼等は、泰山を越して逃げ帰った連中だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
しかし、黄河を迂回して、側面からここを圧迫する馮玉祥の騎兵部隊と、泰山の南を縫うて、明水平野に出た陳調元の優勢な一部隊に圧迫せられ、又、戦わずに、界首と、黄河の線を抛棄した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
』と矢庭に左舷八|吋速射砲の方へ馳せたが、忽ち心付いた、夫れ海軍々律は嚴として泰山の如し、たとへ非凡の手腕ありとも艦員ならぬものが砲を動かし、銃を發つ事は出來ないのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
隣のおでん屋の屋台が、軒下から三分が一ばかり此方の店前を掠めた蔭に、古布子で平胡坐、継はぎの膝かけを深うして、あわれ泰山崩るるといえども一髪動かざるべき身の構え。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
泰山、衡山、華山、恒山、嵩山は崇拜の目的であつた。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
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泰山(たいざん)は、中華人民共和国山東省泰安市にある山。高さは1,545m(最高峰は玉皇頂と呼ばれる)。
出典: 泰山 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0