測鎖
そくさ
名詞
標準
measuring chain
文例 · 用例
」私は、いかにも用事ありげに、そそくさと外出した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
もじもじしていたが、耐らなくなったか茶代を置いてそそくさと去る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
「庄太の奴め、そそくさして、蚊いぶしを忘れて出て行きゃあがった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
上り下りの電車がホームに到着するごとに、たくさんの人が電車の戸口から吐き出され、どやどや改札口にやって来て、一様に怒っているような顔をして、パスを出したり、切符を手渡したり、それから、そそくさと脇目も振らず歩いて、私の坐っているベンチの前を通り駅前の広場に出て、そうして思い思いの方向に散って行く。
— 太宰治 『待つ』 青空文庫
」と剽軽に返事して、老人はそそくさ着物を着込んで、消えるように居なくなってしまいました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
」脱衣場で、そそくさ着物を着ていたら、湯槽のほうでは、なごやかな世間話がはじまった。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
それでなくても乏しかった衣類の、大半を、戦火で焼いてしまったので、こんど生れる子供の産衣やら蒲団やら、おしめやら、全くやりくりの方法がつかず、母は呆然として溜息ばかりついている様子であるが、父はそれに気附かぬ振りしてそそくさと外出する。
— 太宰治 『父』 青空文庫
ここに暫くとじこもって一つの仕事が出来あがると私は、そそくさと三鷹を引き上げる。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
作例 · 標準
古い測量図面には、測鎖を用いて距離を計測した当時の記録がセンチメートル単位で残っている。
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境界線を確定させるため、土地家屋調査士が測鎖を引きずりながら広大な敷地を歩き回った。
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歴史資料館には、鉄の輪を繋ぎ合わせて作られた、錆び付いた江戸時代の測鎖が展示されている。
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