村夫子
そんぷうし異読 そんふうし
名詞
標準
rural scholar
文例 · 用例
僻陬の村夫子猶且つ彼が名を記して幸福なる詩人と云ふ。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
老人にして梅を探る者あらば、必ずや意氣地なき老いぼれにはあらず』と陳べ立つれば、『そんな村夫子的御説法は眞ツ平なり』と冷かす。
— 大町桂月 『久地の梅林』 青空文庫
演説者はぴたりと演説をやめてつかつかとこの村夫子のたたずめる前に出て来る。
— 夏目漱石 『カーライル博物館』 青空文庫
いかにもわしはカーライルじゃと村夫子が答える。
— 夏目漱石 『カーライル博物館』 青空文庫
村夫子はなるほど猫も杓子も同じ人間じゃのにことさらに哲人などと異名をつけるのは、あれは鳥じゃと渾名すると同じようなものだのう。
— 夏目漱石 『カーライル博物館』 青空文庫
かの溟濛たる瓦斯の霧に混ずる所が往時この村夫子の住んでおったチェルシーなのである。
— 夏目漱石 『カーライル博物館』 青空文庫
しかしだんだん彼らと交あってみると、実に村夫子の中に高い人格を備えた人が、到る所にいるのを見て、心窃に喜んでいる。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
現在の四天王は六十がらみ、五十がらみの人たちであるが、いずれも見るからに村夫子。
— 坂口安吾 『馬庭念流のこと』 青空文庫
作例 · 標準
彼は村夫子と呼ばれ、村人たちの教育に尽力した。
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昔の物語には、時に風変わりな村夫子が登場する。
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村夫子の言葉は、飾り気はないが深い真理を突いていた。
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