林藪
りんそう
名詞
標準
文例 · 用例
鷹を放つ者は鶴を獲たり鴻を獲たりして喜ぼうと思って郊外に出るのであるが、実は沼沢林藪の間を徐ろに行くその一歩一歩が何ともいえず楽しく喜ばしくて、歩※に喜びを味わっているのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
酌源は班固の典引の「斟酌道徳之淵源、肴覈仁義之林藪」から出てゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
555或は衆のアキリュウス・ペーレーデースに逐はるゝを、棄てゝ別路に足運び、城壁遠くイリオンの平野の上を驅け走り、かくして後に高き岡、イデーに入りて林藪の中に終日身を潛め、夕べ靜に來る時、溪流中に身をひたし、 560汗を洗ひて然る後イリオン城に歸らんか?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
かなた脚|疾きアキリュウス、絶えずヘクトール逐ひ走る、譬へば山に狩の犬、籠れる巣より鹿の子を、驅り立て、谷を林藪を過ぎて激しく逐ふ如し。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
林藪にはくぬぎ茸、笹茸、榎茸。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫