床しい
ゆかしい
形容詞
標準
admirable
文例 · 用例
古都の床しい風流であり、ここにも蕪村の平安朝懐古趣味が、ほのかに郷愁の影を曳いてる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この句から感ずるものは、各自に小さな家に住んで、それぞれの生活を悩んだり楽しんだりしているところの、人間生活への或るいじらしい愛と、何かの或る物床しい、淡い縹渺とした抒情味である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
少し吃音癖のある控へ目な話し振りは淺見君の奧床しい人柄を想像させた。
— 梶井基次郎 『淺見淵君に就いて』 青空文庫
飯のつけようも効々しい女房ぶり、しかも何となく奥床しい、上品な、高家の風がある。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
お爺さんにもお媼さんにも、もう、とうのむかしに、妻も夫も無かった、お媼さんは、お爺さんの直ぐの実姉なのであった、その上お媼さんの確乎した中にも何処か優しみのある奥床しい性質には、気難しいお爺さんも、一目置いて居たのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
)というのさえ、思出さねば気が付かない迄、好な事、嬉しい事、床しい事も忘れていて、お暇乞をしたあとで、何だかしきりに物たりなくって、三絃を前に、懐手で熟と俯向いている中に、やっと考え出したほどなんですもの。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
景色は、四季共に爽かな且つ奧床しい風情である。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
白雪 可懐しい、優しい、嬉しい、お床しい音信を聞いた。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の古き良き日本の文化を大切にする心は、とても床しい。
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彼の困っている人を助ける誠実な態度は、誰もが床しいと感じるだろう。
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遠い昔の物語に登場する、奥ゆかしく床しい女性に憧れる。
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標準
nostalgic
作例 · 標準
この古い町並みは、幼い頃を思い出させて床しい気持ちになる。
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レコードの音色は、デジタル音源にはない床しい響きがある。
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祖母の家で過ごした夏休みは、今となっては床しい思い出だ。
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標準
curious
作例 · 標準
あの屋敷には何か秘密があるようで、床しい。
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彼の言葉の端々に隠された意味がありそうで、床しい。
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未解読の古代文字には、人類の歴史を紐解く床しい魅力がある。
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