齢四
よわいよん
名詞
標準
文例 · 用例
いまだ額に波は寄らねども、束髪に挿頭せる花もあらなくに、青葉も過て年齢四十に近かるべし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
幾多の小説の中で幾多の愛人達を描いた小説家ロバァト・ルゥイス・スティヴンスン氏は、何と、齢四十にして未だ愛の何ものなるかを解せぬということを。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
以上の三人は、年齢四十四、五と推察された。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その男は年齢四十歳位、極めて上品な、音なしい風采の男で、ちょっとよさそうであるが、只顔色があまり健康そうでなかったので、彼女は五円の会見料を納めたあと、「とにかくも一ペン考えさして下さい」 と云って日比谷のバラックに帰った。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
背広服、年齢四十歳位。
— 平林初之輔 『探偵戯曲 仮面の男』 青空文庫
「山麓の荒小屋に発見されたる怪屍体」という見出しで、「昨十九日午前八時、×大学生××は××山麓の荒れ小屋の中に於て休息せんとしたところ、図らずもその中に年齢四十二三歳と推定される男の素裸の怪屍体を発見した。
— 海野十三 『柿色の紙風船』 青空文庫
人品骨柄も打ち上り、年齢四十一歳である。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
年齢四十八歳である。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫