肉縁
にくえん
名詞
標準
blood relation
文例 · 用例
Kのをぢさんは、肉縁の叔父ではない。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
おひるはまたお酒をいたゞいた、行乞米を貰つて下さつてお布施を下さつた、襦袢の手入、浴衣の洗濯、そして褌まで頂戴した、黎々火さんはほんとうによい肉縁の人々を持つてゐる、お父さんの温情、お母さんの慈愛、あゝ羨ましい。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
友はありがたいかな、私は親子肉縁のゆかりはうすいが、友のよしみはあつい、うれしいかな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
Kのおじさんは、肉縁の叔父ではない。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
吉田五郎三郎は四十前後で、あさ黒い頬のあたりはやや寂しいが、鼻の高い、口もとのきっと引き締まった、さすがに争われない肉縁の証拠を外記とよく似た男らしい顔にもっていた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
肉縁はたちがたくしてなつかしい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
外出着の質受ができないので、古被布を着て行つたので、さんざ叱られた、叱る彼女も辛からうが、叱られる私も辛かつた、……肉縁のよさ、そして肉縁のわずらはしさ!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
――故郷の故郷、肉縁の肉縁、そこによいところもあればよくないところもある、いはゞあたゝかいおもさ!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
遠い肉縁であっても、助け合うのが人間だ。
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彼は、突然現れた肉縁の存在に戸惑いを隠せなかった。
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法事では、様々な肉縁の親族が一堂に会した。
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