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烏羽玉

うばたま異読 ウバタマ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
jet black
文例 · 用例
此の處、年の頃十八九と見える色白の、艶然とした中形單衣、夜目にも透いて見える襟脚の確乎白きに、烏羽玉色の黒髮を潰し島田に結んだ初初しさ、濃紫の帶を太鼓に結んだ端が二寸許り、たれてその先が地に着かんとして觸れ合つて居る。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
物の表は永劫の真昼に白み亘り、物陰は常闇世界の烏羽玉いろを鏤めている。
岡本かの子 河明り 青空文庫
艶やかな濡髪に、梅花の匂|馥郁として、繻子の襟の烏羽玉にも、香やは隠るる路地の宵。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
何と絵蝋燭を燃したのを、簪で、その髷の真中へすくりと立てて、烏羽玉の黒髪に、ひらひらと篝火のひらめくなりで、右にもなれば左にもなる、寝返りもするのでございます。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
お珊は帯留の黄金金具、緑の照々と輝く玉を、烏羽玉の夜の帯から星を手に取るよ、と自魚の指に外ずして、見得もなく、友染を柔な膝なりに、腰をなよなよと汀に低く居て――あたかも腹を空に突張ってにょいと上げた、藻を押分けた――亀の手に、縋れよ、引かむ、とすらりと投げた。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
四十四年十一月黒ダリヤ烏羽玉の黒きダリヤを胸にあて加特力の尼はなにをかゆめむらむ。
北原白秋 緑の種子 青空文庫
妙に白耳義が贔屓で、西班牙が好な男だから、瓜のうつろへ、一つには蛍を、頸の銅に色を凝らして、烏金の烏羽玉の羽を開き、黄金と青金で光の影をぼかした。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
」 と勢よく框に踏懸け呼びたるに、答はなく、衣の気勢して、白き手をつき、肩のあたり、衣紋のあたり、乳のあたり、衝立の蔭に、つと立ちて、烏羽玉の髪のひまに、微笑みむかえし摩耶が顔。
泉鏡花 清心庵 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
peyote (Lophophora williamsii)
作例 · 標準
例句