嫁入る
よめいる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to wed
文例 · 用例
ちょうどお前の処に嫁入る半年ばかり前に、拙僧の処へコッソリと相談に来おってナ……こう云うのじゃ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
魚と、鈴子の胸のわだかまりに何の関係があるのかさえ彼女は識別しようともしなかったが……鈴子は二十歳を三つ過ぎてもまだ嫁入るべき適当な相手が見付からなかった。
— 岡本かの子 『晩春』 青空文庫
田舍娘としては嫁入るに早い年ではなかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
古風な角かくしまでかぶって嫁入る花嫁や素朴そうな花婿の、指紋をとることにきめたとは、よほど泥棒でも、多勢出た村だったのだろうか。
— 宮本百合子 『指紋』 青空文庫
そんな事からして私はこの頃では私の母は私の父のところへ嫁入る前は藝者をしてゐたのではないかと一人でひそかに空想をしてゐるのである。
— 堀辰雄 『花を持てる女』 青空文庫
しかし、わたしは、平一郎さま、おゆるし下さいまし、母の言葉に従って他所へ嫁入るのです。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
かうした皿を、子どもの時から嫁入る迄、被き通した姫の物語がある。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
三日三晩村中呼んでの飲明しだの、「目出度、※の若松様よ」の歌で十七|荷の嫁入荷物を練込むなぞは、大々尽の家の事、大抵は万事手軽の田舎風、花嫁自身髪結の家から島田で帰って着物を更え、車は贅沢、甲州街道まで歩いてガタ馬車で嫁入るなぞはまだ好い方だ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は隣町の商家へ嫁入り、新しい生活を始めた。
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娘が嫁入ると聞き、父親は寂しさと同時に安堵の表情を見せた。
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昔の物語では、身分の違う男女が困難を乗り越えて嫁入る話がよくある。
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