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貯穀

ちょこく
名詞
1
標準
文例 · 用例
この村で食えなくなったものが、隊を成して次の村へと流れ込んだ、流れ込んでみたところで、次の村にだって、他村に食わす貯穀があるはずはない。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
貯穀管理に力を入れたマヂンの方式がすでに普及し、かつ信仰を基柢とした古風の稲栽培が、次々と主要なる邑里の周囲から消え去ったからである。
柳田国男 海上の道 青空文庫
すなわち保険なり貯穀なり、はた農事の改良なりで、不作の災厄を最小限度に止めるだけの力がないと、うかと定納にしてもらうと官民いずれかが困ったのである。
柳田國男 地名の研究 青空文庫
鬼怒川温泉境がひらけ、また配給制からも、近年は変ったろうが、「日光山志」などには“栗山郷南北七里、曲物の器など造り、一年の貯穀なければ、橡ノ実、栗などを補食とし、岩茸を採り、鳥獣を猟る――”などと書かれてある。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫