混む
こむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #26995 · 青空 350 例
標準
to be crowded
文例 · 用例
その位混むと、乗客は次第に人間らしい感覚を失って、自然動物的な感覚になって、浅ましくわめき散らすのだったが、わずかに人間的な感覚といえば、何となくみじめな想いと、そして突如として肚の底からこみ上げて来る得体の知れない何ものかに対する得体の知れぬ怒りであろうか。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
あの混む省線で、押しあい、へしあいするなかに、かんざし沢山の日本髪、吉彌結びにしごきまで下げた娘さんがまじって、もまれている姿は、場ちがいで気の毒な感じでした。
— 宮本百合子 『今年こそは』 青空文庫
東京駅にも棒をもった少女たちが並んで交通整理に当っているようなニュースが出たけれども、こちらは混むと云っても少女が整理を手伝える程度であったのだろう。
— 宮本百合子 『若きいのちを』 青空文庫
混む省線の中で、どっと乗りこんで来た専門学校の学生のかたまりなどと、計らずも密着して立ち、揺られてゆくようなとき、それらの若い顔の粗笨な単調な刻みにおどろきを感じたことが一度ならずある。
— 宮本百合子 『図書館』 青空文庫
彼は、近頃の恐ろしく混む電車をわざわざ乗り換えて迄下町に行き、一鑵のオゥトミイルを買う位なら、手近かで間に合う麺麭ばかりで半月辛棒する方が遙かにましだ、と云うだろう。
— 宮本百合子 『心の河』 青空文庫
良人の係りは書くことが仕事だったし、混む日など楽しみな昼食もそこそこに切り上げて書きづめだった。
— 矢田津世子 『茶粥の記』 青空文庫
何しろ、電車の窓がすっかり凍ってしまって居るから、どこがどこか分からず、かえりは混むし、気を揉んでくたびれた。
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
そこでは並んでいる人同士で汽車の混む話から、何処其処を何時に出るのが割合に空いているとか、あの汽車は混むとか、あの汽車は比較的早いとか、色々評をしている。
— 宮城道雄 『雨夜の駅』 青空文庫
作例 · 標準
お盆休みの時期は、どこの高速道路もひどく混む。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
人気のパン屋なので、開店直後はいつもお客さんで混む。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
「レジが混む前に、買い物を済ませてしまおう」
Illusions AI · gemini-3-flash-preview