天神地祇
てんしんちぎ異読 てんじんちぎ
名詞
標準
gods of heaven and earth
文例 · 用例
その理由とする所は、「一は我が国には古来神道があり天神地祇を祭つてあるから、蕃神を祭れば、神の怒りに触れる」と云ふのであり、一は、「他国が既に仏像を礼拝してゐるのに、我が国独り反対する要はない」と云ふのであつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
すなわち言語で言い顕わし得ぬ冥々の裡に、わが国万古不変の国体を一時に頭の頂上より足趾の尖まで感激して忘るる能わざらしめ、皇室より下|凡民に至るまで、いずれも日本国の天神地祇の御裔なりという有難さを言わず説かずに悟らしむるの道なり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
天神地祇人鬼の語は儒家にも存するが、墨家ほどには語らない。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
そのいはれいかんとならば、信心の行者には天神地祇も敬伏し、魔界外道も障礙することなし。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
このドルメンが、天神地祇をまつる祭壇であるか、それともたれか貴人を葬つた墓標であるか、まだ断定されてゐない。
— 河東碧梧桐 『南予枇杷行』 青空文庫
その著しい例は宇佐八幡の細男で、之れは筑紫の風俗歌舞らしい(小寺融吉氏)が、その起原に就いて、太平記卷三十九に記された俗傳に依ると、神功皇后が三韓征伐の參謀會議に當つてあらゆる天神地祇を招かれた時、大小の神々は常陸の鹿島に集つたが、ひとり海底に住む阿度部の磯良が召に應じない。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
「則、重ねて誓ひて曰はく、東に出づる日更に西に出で、且、阿利那礼河の返りて逆に流るゝ除は、及び河の石昇りて星辰と為るに非ずば、殊に春秋の朝を闕き怠りて梳鞭の貢を廃めば、天神地祇共に討し給へ」とある。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
発想法が後世風になつて居ても、新羅王の誓言の「天神地祇共に罪し給へ」とあるのは、「罪し給はむ」と言はぬ処に古意がある。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
作例 · 標準
新年には、天神地祇に豊作と家族の健康を祈願する。
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日本の神話では、天神地祇が国土を創造したと伝えられている。
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古来より、人々は天神地祇を崇め、自然の恵みに感謝してきた。
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