贏得
えいとく
名詞
標準
文例 · 用例
(未完)(九) 権威は勝利者の手にあり (続) 斯くの如きは、吾人が一歳有半の間、上下一致、民族的和協の実をあげて遂行したる猛烈の健闘によりて、漸やく贏得するに至れる帝国現下の状勢也。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
清風明月何無主 清風明月何ぞ主なからむ、嘗賭一身贏得來 嘗て一身を賭して贏ち得来たる。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
彼れは世人の前へ被る面で、彼女も贏得ることが出来ると思ったのであろう。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
死ぬまで大芝居を打って、見事に女優としての第一人者の名を贏得ていった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
菊崎は勉強家で通っていたし卒業間際にもうある私立大学の教授の椅子を贏得た位なので、そんな処で出会ったのは全く意外だったが、それからも久能は度々その皮膚科の待合室で彼と顔を合せた。
— 豊田三郎 『リラの手紙』 青空文庫