美青年
びせいねん
名詞
標準
handsome young man
文例 · 用例
仲間はかならず二十代の美青年たるべきこと。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
虎の毛皮の外套を着て、ロイド眼鏡をかけた女があったらアメリカ娘と見てよろしい――彼女はタキシードを着たパリジャンの美青年給仕を眼で追いながら、ふかりふかり煙草を吸っている。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
いま大声を発した男は、その一団のリイダア格の、ベレ帽をかぶった美青年である。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
――これは日頃の彼女にしてみれば非常に珍しいことで、しかもその青年はちっとも美青年でもなんでもなくて、むしろうち見たところひどく不器用な感じしかない男なのですが、そんな点がいっそ却って彼女の心をひいたのかも知れません。
— 渡辺温 『恋』 青空文庫
モットモット大きい、恐ろしく深刻な事件の予感が、美青年、深良一知の声を聞いた一|刹那から黒い嵐雲のように草川巡査の全神経に圧しかかって来たのであった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
小柄で、顔色のよくない、眼が細く吊り上っていて、鼻の高い、美人というよりは、美青年といったほうがいいくらいの固い感じのひとであった。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
崖邸にもあまり近づかない復一は真佐子の夫にもめったに逢わなかったが真佐子の夫という男は、眼は神経質に切れ上り、鼻筋が通って、ちょっと頬骨が高く男性的の人体電気の鋭そうな、美青年の紳士であった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
美青年も何かしら好意らしく笑った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
作例 · 標準
彼は村一番の美青年として知られ、祭りの日には多くの女性が彼を一目見ようと広場に集まった。
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物語の主人公は、透き通るような肌と涼しげな目元を持つ絶世の美青年として描かれている。
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舞台に現れた美青年の凛とした立ち居振る舞いに、客席のあちこちから溜息が漏れた。
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