弱敵
じゃくてき
名詞
標準
weak enemy
文例 · 用例
三、敵の冑の吹返し俯き、指物動かずば剛敵、吹返し仰むき、指物動くは、弱敵なり。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
四、槍の穂先上りたるは弱敵、下りたるは剛。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
彼は競争者の金剛石なるを聞きて、一度は汚され、辱められたらんやうにも怒を作せしかど、既に勝負は分明にして、我は手を束ねてこの弱敵の自ら僵るるを看んと思へば、心|稍落ゐぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
しかし葉之助には弱敵だ。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
元より強弱敵しがたく、無残や肉裂け皮破れて、悲鳴の中に息|絶たる。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
かのソールズベリのよく罵る、チャーチルの傾危なるもちろん弱敵にあらざれども、グラッドストン氏の眼中よりすればこれ児曹のみ。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
弱敵に囲まれたのとちがい、名だたる関羽とその精鋭な軍に包囲されたのであるから、落城の運命は、当然に迫った。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
今回の試合の相手は弱敵だと思っていたが、予想外に苦戦した。
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油断すると、どんな弱敵にも足元をすくわれることがある。
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彼は弱敵を前にしても決して手を抜かず、常に全力で挑むことを信条としていた。
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