高調子
たかちょうし
形容動詞名詞
標準
high pitch
文例 · 用例
」 と高調子で門を入ったのが、此処に差向ったこの、平吉の平さんであった。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
老夫はますます高調子。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
また別なとき同じ食堂でこのかいわいの銀行員らしい中年紳士が二人かなり高声に私にでも聞き取れるような高調子で話しているのを聞くともなく聞いていると、当時の内閣諸大臣の骨相を品評しているらしい。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
」 下品な唄を、高調子で繰返す稼ぎのせいか、またうまれつきの声調か、幅があって、そして掠れた声が、気さくな中に、寂しさが含まれる、あわれも、情も籠って聞こえた。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」 と突拍子な高調子で、譫言のように言ったが、「ようこそなあ――こんなものに……面も、からだも、山猿に火熨斗を掛けた女だと言われたが、髪の毛ばかり皆が賞めた。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
あたかもその時、亭主驚いたか高調子に、「傘や洋傘の繕い!
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」 と声を密めたが、宰八は直ぐ高調子、「いんね、私一人じゃござりましねえ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」と筒抜けの高調子で、亭主帳場へ棒に突立ち、「お方、そりゃ早うせぬかい。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は興奮すると声が高調子になり、早口でまくしたてる癖がある。
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三味線の弦を高調子に張り替えて、おめでたい席にふさわしい明るい音色を出した。
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「そんな高調子で話さなくても聞こえているよ」と彼は苦笑いしながら言った。
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