だろうに
だろうに
表現
標準
but I suppose
文例 · 用例
肺炎は必ずなおると定ったわけでもなし、一つ間違えば死ぬだろうに、あの時は不思議に死と云う事は少しも考えなかったようである。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
僕と民子との関係も、この位でお終いになったならば、十年忘れられないというほどにはならなかっただろうに。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
お光、T「一昔前なら そんな嚇しも 利いただろうにね」 とせせら笑って五郎蔵を見て、T「此の間の晩 大川端でお武士に 投げ飛ばされて ギュッと言わされたのは…… 親分、あれは一体 誰でしたっけねえ?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
人に見せる絵と思わないで、自分で一人でしんみり楽しめるような絵をかくつもりでそのほうに頭を使ったら、ずっといい仕事のできる人だろうにと思う。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
殺したやつは狸さまにあとでかじられるだろうに。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
もしまたうつせ貝が、大いなる水の心を語り得るなら、渚に敷いた、いささ貝の花吹雪は、いつも私語を絶えせぬだろうに。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
仰いで高い処に、朱の欄干のついた窓があって、そこから顔を出す、その顔が自分の顔であったんだろうにトそう思いながら破れた垣の穴ん処に腰をかけてぼんやりしていた。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
戦争中にこの本が訳されて読まれておれば、日本はばかげた戦争なぞはじめなかっただろうに……」 そう思いながら、訳者のあとがきを読んでいると、店の奥で電話を掛けている女の声が聴えて来た。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
作例 · 標準
もっと早く準備しておけばよかっただろうに、もう間に合わない。
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あんなに努力したのに、残念だっただろうに。
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教えてあげればよかっただろうに、彼は一人で悩んでしまった。
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