小屋組み
こやぐみ
名詞
標準
文例 · 用例
おそろしく素早いやつ、さては、もう何処からか屋外へ逃げ出していたのかと錯覚を起して、錠口の方へ、引ッさげ刀で馳け出しましたが、馬春堂の方は、実はその間に初めてホッと虎口をのがれ、小屋組みの梁を力に、肩をもって柿葺の屋根板を突き破ッていたのです。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
けれど、小屋組みが出来ても、一|向表の飾りもつかず、ビラの文字が雨のふるたび流れてゆくのに、いつ賑々しく木戸が開くのか、こいつもおおかた幽霊だぜ、と通りがかりの職人などが笑っていました。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫