暗剣殺
あんけんさつ
名詞
標準
unpropitious direction
文例 · 用例
思案をするじゃが、短気な方へ向くめえよ、後生だから一番方角を暗剣殺に取違えねえようにの、何とか分別をつけさっせえ。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
久慈が神戸を発つ日も暗剣殺が西にあるから、船中用心をせよとくれぐれも教えた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
暗剣殺と三りんぼうをゴッタにしたような、あすこへ行けばかならず命はない――と、僕に切実にいうもんだからね。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
暗剣殺……八方ふさがり。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
その凶は暗剣殺で未申――西南――の方、これを本命二黒土星で見れば未申は八白の土星に当るから坤となる。
— 巷説蒲鉾供養 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
家の暗剣殺の土とは、門の西南の地面という意であろう。
— 巷説蒲鉾供養 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
そこから暗剣殺は未申の方角、背戸口の暗黒に勘次を忍ばせておいて、藤吉は彦を引具し、案内も乞わずにはいり込んだ。
— 巷説蒲鉾供養 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
いったい、平兵衛の代になってからいろいろの災厄が磯屋の家へふりかかってきた所以のものは、一に、先代の死後間もなく彼が誤って掘らしめた暗剣殺に当る背戸口の井戸にあると、自分では固く信じていた。
— 巷説蒲鉾供養 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗剣殺について考えている。
暗剣殺という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗剣殺の意味を理解している。
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