従吾
じゅうご
名詞
標準
文例 · 用例
ふたつみつ花になりけり苔の梅 従吾 老木の梅と見える。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
花|散ていかの尾かゝる梢かな 従吾「いか」は「いかのぼり」の略、紙鳶のことである。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
卯の花のちるや流れぬ池のさび 従吾 水錆の浮いた池水の上に、岸の卯の花がこぼれる。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
溜り江や野分のあとの赤とんぼう 従吾「溜り江」という言葉はいささか耳慣れぬようであるが、水のあまり動かぬ、じっと湛えている場所らしく想像される。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
秋たつやきのふの雨を今朝の露 従吾 句としてはむしろ陳腐であろう。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫