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膝を抱く

ひざをだく異読 ひざをいだく
表現動詞-五段-カ行
1
標準
to hug one's knees
文例 · 用例
お千世が、その膝を抱くように附添って、はだけて、乳のすくお孝の襟を、掻合せ、掻合せするのを見て、清葉は座にと着きあえず、扇子で顔を隠して泣いた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
お米は舌を食い切っても爺の膝を抱くのは、厭と冠をふり廻すと申すこと。
泉鏡花 政談十二社 青空文庫
旅館で飯の準備をして待っているだろうと思ったので、帰ろうと思って雑誌を懐に入れながらふと見ると、右側のちょっと離れた草の生えた処に女が一人低まった方に足を投げだし、双手で膝を抱くようにして何か考えるのか首を垂れている。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
旅館で飯の仕度をして待つてゐるだらうと思つたので、帰らうと思つて雑誌を懐に入れながらふと見ると、右側のちよつと離れた草の生へた所に女が一人低まつた方に足を投げ出し、両手で膝を抱くやうにして何か考へるのか首を垂れてゐる。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
『一話一言』一五にいわく、〈『寿世青編』いわく、伏気に三種眠法あり、病竜眠るにその膝を屈するなり、寒猿眠るにその膝を抱くなり、亀鶴眠るにその膝を踵くなり〉、今も俗に膝を抱いて眠るを猿子眠りというなりと。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
長々と折れ曲つた膝を抱くやうにし、背中をまるめ、首を突き延して爽やかな空を眺めてゐる。
坂口安吾 竹藪の家 青空文庫
(ひざまずく)わたしの悦び、わたしの誇り、わたしの無量の幸福……(彼の膝を抱く)たとえ一時間でもあなたに棄てられたら、わたしは生きちゃいない、気がちがってしまう。
ЧАЙКА かもめ 青空文庫
子供のように快活に、下手、天幕の出口に坐り、膝を抱く
――市川猿之助氏のために―― 若き日の成吉思汗 青空文庫
作例 · 標準
焚き火のそばで膝を抱き、パチパチと爆ぜる火の粉を眺める。
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孤独感に苛まれた夜、ベッドの上で膝を抱いて朝が来るのを待った。
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岩場に座って膝を抱き、沈みゆく夕日を静かに見送った。
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2
標準
to beg
作例 · 標準
「どうか、村の若者たちの命だけは助けてください」と膝を抱いて懇願した。
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老人は道端で膝を抱き、道ゆく人々に慈悲を乞うていた。
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支配者の足元に跪き、膝を抱くようにして許しを請う。
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