二筑
にちく
名詞
標準
Nichiku (the two former provinces of Chikuzen and Chikugo)
文例 · 用例
「あゝ我がはらから誰と遊ぶ」 ふと薄寒い感じが体の中をすつと抜けて通るやうに思ふと、お末は腹の隅にちくりと針を刺すやうな痛みを覚えた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
」「おっ母が死んでからは、だれだか知らんが、おれに栗やまつたけなんかを、まいにちまいにちくれるんだよ」「ふうん、だれが?
— 新美南吉 『ごん狐』 青空文庫
この右門におまかせくだされい」 さえぎるように源内の手からむちをとって投げ捨てると、やにわにちくりとえぐるように浴びせかけました。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
大塚などもその一人で、表面はどこまでも下手に出ていながら、真綿で針を包んだようにちくり/\と遣りますから、正直な市川さんはすっかり怒ってしまったのです。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
その場合にはわざと太い針を用いて、精々痛むようにちくり/\と肉を刺すから堪らない。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
薄く削つた白金の神経質の粉雪よ、瘧を慄ふ電線にちくちく触る粉雪よ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
それともお前は、おかしくなったのではないか」 博士は、新田先生をつまらん弟子だと思い、いい加減にあしらって来たのであるが、とつぜん博士の心にちくりと痛い質問を投げかけたばかりか、その果に、宇宙艦が火星国でつくられたことを、新田先生に言いあてられて、びっくりした。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
彼女が螺旋形の階段を急いで昇ってゆく跫音を聞いた刹那、彼の心臓は良心の苛責といったようなもののためにちくりと刺されるような気もしたが、そんな感動はすぐ消えて、彼の心臓はまたもとのように規則正しく動悸を打っていた。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書によると、二筑の地は古くから文化の中心であった。
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二筑の伝統工芸品は、今も地域に受け継がれている。
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彼は二筑地方の郷土史を研究している。
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