顔負
かおまけ
名詞
標準
文例 · 用例
「正義のほうで、顔負けしますよ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
そして厚顔の芸能レポータも顔負けの暴問が発せられたのは、事もあろうにダイナブックの発表会場であったのである。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ここで「悪いのはアメリカだ」と身内叩きの痛快ネタを、枝雀顔負けの底の抜けた迫力で演じ切ったものだからもうたまらない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
」 一色は顔負けしてしまった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
ろくでもねえやつが、つらばかりりっぱだって、それこそ顔負けがするんだからな――じゃ、伝六あにい!
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
親父は少し顔負けして、「遠いいんだよ、とっても。
— 田中英光 『箱根の山』 青空文庫
「いやア」と上原も顔負けしながら、やっていると、やはり、問題ではなく、松山さんが強い。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
肉親の姉のことも、先々の生活のことも、一切考えない、どうでも一緒になりたいと、しゃにむに突進する美和子の情熱に、顔負けした新子は、一時は茫然としたが、しかし心の中は荒み切っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫