淡紫色
たんししょく
名詞
標準
lilac (colour)
文例 · 用例
さうして若い客人のまへに食卓の上の薄いフラスコの水にちらつく桐の花の淡紫色とその暖味のある新しい黄色さとがよく調和して、晩春と初夏とのやはらかい気息のアレンヂメントをしみじみと感ぜしめる。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
そこには高い柱の頂上から降りそそぐ淡紫色の夢のやうな電燈の光が此の世のものとも思へないやうな影を落して無數の亡者どもの蠢きを描き出してゐたが、ふと氣がつくと、私自身もその亡者どもの群に交り、重い二つのスーツ・ケイスを提げて立つてゐた。
— 野上豐一郎 『大戰脱出記』 青空文庫
この附近の林中に戸隠升麻を産する、淡紫色の花はさして綺麗というでもないが、産地が少ないので珍重されている。
— 木暮理太郎 『白馬岳』 青空文庫
見る間に痩せた両足は、藪で育った侵入者の貯えきっていた毒針で、太く、重く、淡紫色に腫れ上った。
— 小川未明 『森の暗き夜』 青空文庫
(ニユーヨルクのヘンデルソン商會の種子なり)おしろいは黄と紅と、夜顏は藤紫と雪白と、ハルシヤ菊は白色と淡紅色とを八重と一重に、アメリカ白蘚は淡紫色、うらしま菊は八いろの色、千紫萬紅ホンとに君に見せて色の講義をきゝたい位です。
— 横瀬夜雨 『花守』 青空文庫
作例 · 標準
春の野には、淡紫色の小さな花が可愛らしく咲いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は淡紫色のワンピースを着て、パーティーに現れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
夕暮れ時、空は美しい淡紫色に染まっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash